n't4U

よたよたあひる さん(id:yotayotaahiruさん)がコメントしてくれていたことに関して、たしかにゆとりって大事だなって思いました。ゆとりっていうのは、余裕とか溜めとか、遊びとか自由とかってことだろうと思うのですが、きっとそうだ。たしかに、本末転倒している。役に立ちたいけど、役立つことだけを考えていると、大変なことになってしまいそうだ。

例えば「職員は忙しいから十分に話し相手になれない、だからボランティアさんがきてくれるとありがたい」というのは、切実なことではあるのですが、どこか転倒している。要介護度が高い利用者が多い施設ほど、ADL介護に手一杯になるのは仕方ないことなのですが、ADL介護の部分にだってコミュニケーションをとりながらの気持ちのゆとりが欲しい。栄養補給や清潔保持のためだけじゃなくて、「人」と「人」の関係の中で介護できるようにな職場環境が当たり前になって欲しいです。

http://d.hatena.ne.jp/HitTheSupportersBull/20101108/1289208568

ほんとにその通りだなあと思う。話がそれるけど、道具になりたいと望む部分や時がある。気を遣われてやりにくいなと感じてしまったり。


で、わたしは、強制って嫌だなって思う。特に、子供に強制させるのは嫌です。わたしが、子供のころからずっと不機嫌な顔をしていたのは大人の人に強制されてきたからだと思う(別に大したことではなく、反抗期が長いだけのことなんだろうけど)。で、強制とは少し違って、いや、かぶるはなしでもあるのですが。
http://d.hatena.ne.jp/hituzinosanpo/20101109/1289231582
に、あべ・やすし さん(id:hituzinosanpoさん)が福祉や介護や支援やそういったものを「とおざけんといてくれ」と書いていました。
たとえば、視覚に障碍がある人が横断歩道で困っていて、手を引っ張って渡ってもらおうとすると、結構危なかったりします。転倒が怖い、あぶないです。服でもつまんで、ついてくぐらいでちょうど良かったりします(人それぞれ、時と場所によってもやはり違うとおもうのですが)。で、まあ、そういうサポートの失敗ってのが、怖いって気持ちはすんごいわかる。

社会貢献活動というと、たいていある種のボランティア活動を指す。たとえば介護ボランティアなんかがあるが、これが素人のボランティア程度ではさっぱり役に立たず、現場に迷惑をかけるばかりというのはよく聞く話である。介護職はきわめて専門性の高い職業なのだ。

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20101022/1287712210

に、わたしは「サポートの失敗ってのが、怖い」って気持ちを勝手に読み取ってしまったのです。コミュニケーション、やり取りの失敗が怖いってのがすごくわかる。いろいろな意味で相手を傷つけてしまうこともあるだろう。で、その気持ちが「とおざけ」てしまうのだったらどうすればいいんだろうか。失敗なんか恐れずにガンガン、チャレンジしたらいいんだぜ!!って感じのことはわたしは言えない、根がネガティブだもの。
すごいできるプロを量産して、アマチュアは関わらないって方向は解決にはならなさそうですし。
で、わたしとしては、やはりいろんな人が関わるしかないと思うのです。たくさんの人が関わる以外の解決はないと思うのです。関わる機会を作るには外に出る環境があればいいんですが、例えば、移動支援なんかは施設入所している人は(自治体によるかもしれませんが)、対象外ですよね。現状では来てもらうのが手っ取り早いので、そういう思いで書いてみました。

Up yours! Fool prays that useful play isn't abused by full professor.


主役はどこにいるの?と、わたしは聞いた。主役は役がありません。舞台の外にいます。と、あなたは答えた。主人公は英雄でした。道化でした。狂言回しでした。
ではわたしはどんな役だったの?と、わたしは聞いた。あなたは役に立ちません。舞台の外にいます。と、あなたは答えた。あなたはサポーターでした。しかし、目を背けました。そして、観客になりました。
お役にたてなくて申し訳ございません。これはロール・プレイング・ゲームなのに役立たずで役立たず、そんなわたしはたしかに脇役だったはず。

で、わたしは、強制って嫌だなってやっぱり思う。わたし自身が強制されるのが嫌なのはもちろん、わたし自身が強制するのもすごく嫌なのです。でも、強制してしまっている。そういう強制しているわたしを見てほしくないけど、見てほしい。そして、ゆとりっていうのは、余裕とか溜めとか、遊びとか自由とかってことだろうと思うんですが、ゆとりってすごく大事です。